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2008年01月30日(水) 16時09分

中国産ギョーザで食中毒多発、重体も 殺虫剤成分を検出産経新聞

 中国産の冷凍ギョーザを食べた人が食中毒症状を訴えるケースが、千葉県と兵庫県で相次いでいたことが30日、千葉、兵庫両県警などの調べで分かった。重体となった人もいた。冷凍ギョーザは同じメーカーが製造したもので、鑑定の結果、中から殺虫剤に使われる有機リン系薬物「メタミドホス」が検出された。

【関連写真】問題の商品はこれ!

 千葉県では市川市でこの冷凍ギョーザを食べた一家5人が、相次いで下痢や嘔吐の食中毒症状を訴えて病院に運ばれ、このうち1人が重体となった。千葉県警などは、殺人未遂事件として捜査を開始するとともに、製造過程で混入した可能性があるとみて流通ルートなどの特定を急いでいる。

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