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2008年01月30日(水) 21時00分

ギョーザ食中毒、中国政府「調査開始」を発表読売新聞

 【北京=佐伯聡士】中国製冷凍ギョーザの食中毒事件で、中国の国家品質監督検査検疫総局は30日、「日本側から本日、通報があり、調査を始めた」との声明を発表した。

 一方、製造元に当たる中国河北省の「河北省食品輸出入集団天洋食品工場」の職員は同日、本紙の電話取材に対し、「幹部が生産管理の会議に出ており、分からない。そんなことはあり得ないはずだ」と述べ、事件への言及を避けた。

 河北省政府関連のホームページによると、同社はギョーザや肉製品を製造する国有の食品加工業で、同省の省都・石家荘市にある。工場設立は1993年で、総資産9700万元(約14億5500万円)。年産量は4000トンに上り、同省正定県にも冷凍食品工場を持つ。

 中国福建省の検疫当局のホームページによると、2004年7月、同社の肉製品が日本への輸入に際し、大腸菌の陽性反応が出て、不合格になったことがあるという。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080130-OYT1T00594.htm