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2008年01月30日(水) 21時02分

JT、中国製23品を回収=加ト吉、味の素も同企業から食材調達−中国ギョーザ時事通信

 千葉県や兵庫県で中国製冷凍ギョーザを食べた人が中毒症状を起こした問題で、日本たばこ産業(JT)は30日、子会社のジェイティフーズ(東京)が輸入販売する「中華deごちそうひとくち餃子」など23商品を自主回収すると発表した。今回、殺虫剤が検出された商品をつくった中国の天洋食品(河北省石家荘市)の同じ工場で製造されたという。
 またJTが昨年末に買収した冷凍食品大手の加ト吉も、同じ工場で製造した冷凍食品を18品目販売。さらに、味の素は天洋食品から家庭用の「ピリ辛カルビ炒飯」、業務用の「カルビクッパ」の食材として牛肉を購入していたことが判明した。両社は回収に乗り出す。
 JTは消費者に対し、対象商品を絶対に口にせず、返送するよう呼び掛けている。問い合わせはジェイティフーズのお客様相談室フリーダイヤル(0120)700642で受け付ける。 

【関連写真】 〔写真ニュース〕JT、計23品目を自主回収
【関連用語】 「加ト吉」
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