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2008年01月29日(火) 00時00分

補助金詐取の職員を懲戒免職読売新聞

 那須塩原市の男性職員(39)が、合併前の旧西那須野町で合併処理浄化槽設置補助金を詐取したとされる問題で、同市は28日、職員を懲戒免職とし、監督責任として当時の上司4人を減給の懲戒処分にしたと発表した。

 市によると、処分は25日付。職員は町生活福祉課主査だった2003年10月から04年12月にかけて、手続きを担当していた同補助金の申請書類を偽造し、計32件約1285万円を詐取したことを認めており、市は詐欺容疑などで那須塩原署に告訴する方針。

 ほかに処分された4人は、いずれも当時の生活福祉課長(56)(減給4か月、10分の1)、同課長補佐(53)(同2か月、同)、係長(50)(同)、福祉部長(60)(同1か月、同)。

 栗川仁市長は「公文書の偽造や公金の着服は言語道断の行為で、職員として資格がない」とコメントした。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20080129-OYT8T00352.htm