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2008年01月29日(火) 18時52分

交際相手に母親上回る求刑 男児殺害主導と懲役18年東京新聞

 秋田県大仙市で2006年、保育園児進藤諒介ちゃん=当時(4)=を暴行、殺害したとして、母親の美香受刑者(32)=懲役14年確定=とともに殺人罪に問われた交際相手で、元高校非常勤技師畠山博被告(44)の公判が29日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)であり、検察側は懲役18年を求刑した。

 検察側は「殺害を主導した被告の刑責は、実行行為を担った母親よりも一層重い」と指摘。求刑を美香受刑者の懲役15年よりも重くした。

 弁護側は最終弁論で暴行や殺害の指示を否定。捜査段階の殺害自白について「違法な取り調べで任意性はない」とあらためて無罪を主張した。畠山被告は「事件には全く関係していない」と最終意見陳述し、結審した。判決は3月26日。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008012901000627.html