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2008年01月26日(土) 15時01分

エビ養殖事業に実態なし=比派遣捜査員が確認−詐欺立件向け捜査・警視庁時事通信

 投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京都台東区)による投資詐欺事件で、同社がフィリピンで展開しているとしたエビ養殖事業は実態がほとんどなかったことが26日、警視庁生活経済課の調べで分かった。現地に派遣していた捜査員が確認した。
 同課は架空の投資話で出資者から現金をだまし取った疑いが強いとして、同社会長黒岩勇被告(59)=旅券法違反罪などで起訴=らの詐欺容疑立件に向け捜査を進める。
 調べによると、同社は「エビ養殖事業に投資すれば1年で2倍になる」とうたい、約4万人から約600億円を集めたとされる。 

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