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2008年01月26日(土) 21時30分

「個人情報」多いと印刷時に警告…富士通が新システム読売新聞

 富士通は、個人情報を多く含んだ文書の印刷を自動的に見分け、警告するシステムを開発したと発表した。

 パソコンとプリンターをつなぐネットワークに専用ソフトを組み込むと、印刷内容から個人情報の量を自動的に検出し、「氏名20件」、「住所10件」などの条件を超えると安全管理担当者に警告メールを送信する仕組みだ。いつ、誰が印刷したかの記録も残る。文書に含まれる人名や地名を見分ける精度を高め、新聞1ページ分を0・5秒で処理できる速さが特徴だという。

 富士通は「印刷は通常通りできるので、利用者にストレスを与えずに個人情報の漏えいを監視できる」と説明している。顧客リストなど大量の個人情報を扱っている金融機関や自治体などへの売り込みを図る。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080126-OYT1T00548.htm