記事登録
2008年01月26日(土) 21時39分

「個人自由年金」と名付け詐欺容疑 共済会取締役再逮捕朝日新聞

 四国4県で無認可の共済事業を展開していた「ベルル生命医療保障共済会」(本部・徳島市)をめぐる詐欺事件で、徳島、高知両県警の合同捜査本部は26日、共済会の運営会社取締役、竹中美千代容疑者(52)=徳島県鳴門市大麻町=を詐欺容疑で再逮捕した。容疑を認めているという。

 調べでは、竹中容疑者は元社長(故人)と共謀し、03年1月から06年4月にかけて、資金を運用できる見込みがないのに、四国4県の10人に対して「外貨投資で資金を運用し、将来確実に約束の金額を支払う」と持ちかけ、「個人自由年金」と名付けた共済商品を販売し、約1億550万円をだましとった疑い。

 同社が集めた46億円の内訳の名目は、共済37億円、特別協力金5億円、社債3億円。竹中容疑者は25日、社債での詐欺罪で逮捕、起訴されたが、最も多額の共済での立件で、捜査本部は経営実態の解明をさらに進める。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801260057.html