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2008年01月25日(金) 20時11分

文科省、サイバー大に警告 学生本人確認めぐり朝日新聞

 すべての講義をインターネットで配信しているサイバー大学(吉村作治学長、本部・福岡市)の学生本人確認が不十分となっている問題で、文部科学省は25日、早急に確認して報告するよう、同大に警告した。

 文科省は「授業を履修した学生に単位を与えるという大学設置基準の規定を満たしていない疑いがある」と指摘。改善されない場合は法令違反になる可能性があるとして、通常の改善指導より強い「警告」とした。また、認可時に実施を約束したのに未履行の事項が多数あるとして、本人確認の問題を含めて計15項目の「留意事項」を通知した。

 サイバー大は「通知を厳粛に受け止め、設置計画を確実に履行することを基本とし、大学運営の改善を図る」とコメントを発表した。620人の学生中、21日の時点で180人が未確認だったが、25日までに115人確認できたとしている。

 文科省はこのほか、昨年開設された神戸夙川学院大の運動場が未整備で、大学設置基準に違反した状態だとして指導。同大は5月をめどに整備する予定という。 アサヒ・コムトップへ

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