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2008年01月24日(木) 23時00分

仏ソシエテ・ジェネラル、不正行為で7600億円損失=史上最悪規模時事通信

 【パリ24日時事】フランスの3大銀行の一つソシエテ・ジェネラル(SG)は24日、同行トレーダーの不正行為により、49億ユーロ(約7600億円)に上る損失が発生したことを明らかにした。一人のトレーダーの不正による被害額としては、世界でも前例のない規模。
 SGによれば、不正を犯したのはパリ市内の30代の男性トレーダーで、2000年から同行に勤務。昨年から今年初めにかけて自分に任された限度を大幅に超える額の先物取引を行い、損失を出した。不正行為は19日に発覚。同行はトレーダーと監督責任者数人を解雇した。
 同行の株主約100人の弁護人は24日、パリ検察に対し、詐欺、背任、文書偽造などでこのトレーダーらを捜査するよう求めた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000227-jij-int