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2008年01月23日(水) 08時02分

新たに4社が古紙率偽装 三島製紙など産経新聞

 三島製紙(東京)など製紙4社は22日、再生紙の古紙配合比率を偽装していたと発表した。残る3社は、王子特殊紙(東京)、丸住製紙(愛媛県四国中央市)、日本大昭和板紙(東京)。これにより、偽装を認めた製紙会社は計12社となった。

 すでに偽装が明らかになっている紀州製紙はこの日、社内調査の結果を発表。国などに環境配慮製品採用を促すグリーン購入法対象の全製品をはじめ、印刷用紙や包装用紙などほぼすべてで配合比率が下回っていた。

 同社の小林功社長はこの日の会見で、昨年4月ごろ、他社の古紙配合比率基準見直しを受け、調べたところ、古紙100%再生紙の実配合率が約4割だったと知ったことを明らかにした。放置した理由については「配合率は、努力目標ととらえていた。引き上げる技術がなかった」と説明した。

 ただ、小林社長は「今後も経営にあたりたい」と述べ、引き続き社長にとどまる考えを示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080123-00000064-san-bus_all