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2008年01月22日(火) 22時30分

警視、月内にも懲戒免職処分=「神世界」霊感商法事件−神奈川県警時事通信

 神奈川県警本部の前警備課長吉田澄雄警視(52)が霊感商法事件に関与したとされる疑惑で、県警は22日までに、地方公務員法違反に当たるとして、月内にも同警視を懲戒免職とする方針を固めた。事件の捜査が長期化する見通しとなり、処分を先行させることにした。警視は事実関係を認めている。
 県警は、警視の行為が同法に規定した「信用失墜行為の禁止」「営利企業等の従事制限」「職務に専念する義務」などに違反すると判断。複数の違反を合わせて免職処分することにした。
 県警は先月、詐欺容疑で有限会社「神世界」(山梨県甲斐市)と下部組織「びびっととうきょう・青山サロン」(東京都港区)などを家宅捜索した。
 これまでの調べで、警視は警察学校の教え子ら7人から架空の投資話で計520万円を集め、サロン側に渡していたことが判明。勤務時間中に複数回、銀行でサロンの出入金状況を確認していたほか、サロンの会計も手伝い、2005年12月から07年11月まで、報酬として月平均約13万円の報酬を受け取っていた。 

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