三洋電機は２１日、洗濯乾燥機「アクア」の新製品「ＡＷＤ—ＡＱ３０００」を２月下旬に売り出すと発表した。従来機で人気だった水を使わずオゾンの力でにおいや汚れを落とす「エアウオッシュ」機能に加え、水を使う通常の洗濯時にオゾンを混ぜ込んだ水で皮脂汚れを落とす「オゾンすすぎ」機能を追加。新開発のモーターを使い、静音運転時に３５デシベルと世界一の低騒音も達成した。
三洋電機の「ＡＷＤ—ＡＱ３０００」＝大阪市内で
新たなすすぎ機能は洗濯後に約１５分間、オゾンを含む水を使う。洗剤では落としきれない襟元や袖口などの皮脂を分解し、洗い上がり時の皮脂汚れを従来機の５０％に減らす効果があるという。
０１年に発売した洗濯機に搭載した「洗剤ゼロコース」機能は、危機感を持った洗剤業界から猛反発を受けた。今回は「泥汚れなどはオゾンでは落とせず、規定量の洗剤使用が前提」としている。
希望小売価格は税込み２８万３５００円。年間１０万台の売り上げを見込んでいる。 アサヒ・コムトップへ
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