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2008年01月20日(日) 09時18分

奈良・高取町の工事入札、町長が最低制限価格漏えいの疑い読売新聞

 奈良県高取町土地開発公社の公金を横領したとして、業務上横領容疑で大阪地検特捜部に逮捕された同町長の筒井良盛容疑者(62)が、町が2006年に発注した道路建設工事でも、最低制限価格を漏らした疑いのあることがわかった。

 同工事の入札では、東京都内の中堅ゼネコンが非公表の最低制限価格と同額で落札しており、特捜部は競売入札妨害の疑いでも筒井容疑者を追及する。

 漏えいの疑いが持たれているのは、町が発注した総合公園「たかとり健幸の森公園」の進入道路建設工事。町は設計金額4億9410万600円(税込み)を事前公表したが、最低制限価格は公表していなかった。

 入札調書によると、06年10月27日に行われた入札には、東京や大阪の中堅ゼネコンや大手道路舗装会社など4社が参加。うち1社は最低制限価格を下回ったため失格となり、東京の中堅ゼネコンが最低制限価格と同額の3億9998万6000円で落札した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080120-00000401-yom-soci