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2008年01月19日(土) 00時17分

三洋電機に課徴金830万円、虚偽の報告書提出で読売新聞

 金融庁は18日、三洋電機が2005年9月中間決算で虚偽の半期報告書を関東財務局に提出したとして、金融商品取引法に基づき、同社に830万円の課徴金納付命令を出したと発表した。

 金融庁によると、三洋電機は半期報告書で、業績の低迷している関係会社の株式評価損を過小に計上していた。関係会社への貸し付け金も焦げ付き懸念があるのに、適切な水準の引当金を計上しなかった。この結果、純資産額は実際には1746億円だったにもかかわらず、522億円を水増しして2268億円と虚偽の記載をしていた。

 三洋電機は純資産の水増しにより、配当出来る原資を上回る規模の株式配当を続けていたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080118-00000117-yom-bus_all