記事登録
2008年01月19日(土) 17時00分

’08知事選:梅田氏・橋下氏・熊谷氏、後半戦へ向け有力3氏 /大阪毎日新聞

 ◇梅田氏、無党派狙い支持拡大/橋下氏、幅広い層へ浸透図る/熊谷氏、民主議員の支援強化
 27日投開票の知事選は18日、17日間の選挙戦の折り返し点を過ぎ、後半戦に突入した。弁護士、梅田章二氏(57)=共産推薦▽タレントで弁護士、橋下徹氏(38)=自民府連推薦、公明府本部支持▽元大阪大大学院教授、熊谷貞俊氏(63)=民主、社民、国民新党推薦=の有力3氏の前半戦を振り返り、今後の戦略を聞いた。
 梅田氏は府内全域を繰り返し回り、街頭を中心に、中小企業や子育て支援などの公約を訴えている。陣営幹部は「党派でなく政策で判断してほしい」と話す。他候補との違いを示すため、それぞれの過去の発言を集会などで紹介し、無党派層の支持拡大を狙う。19日は共産の志位和夫委員長が応援に入り、JR大阪駅前で演説する。
 高い知名度を持つ橋下氏は、街頭などで「一緒に大阪を、歴史を変えよう」と呼びかけ、幅広い層への浸透を図る。キタやミナミの繁華街での反応はいいが、陣営は「確実に票につながるか」と上滑りを懸念。駅頭やスーパー前で街頭演説とともに、自公の支持者の集会では、国会議員らの応援を受け、票固めに力を注ぐ。
 熊谷氏には、民主が幹部から若手国会議員まで応援に投入し、総力支援。「人気より本気」をスローガンに訴えてきた。しかし、陣営幹部は「知名度の浸透が今一歩」と判断、府内の党所属議員全員に支援強化を指示。17〜19日まで大阪市内で大規模集会を実施し、橋下氏の過去のテレビなどでの問題発言を載せたビラも配布する。

1月19日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080119-00000310-mailo-l27