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2008年01月18日(金) 21時36分

期限切れ生カキ1・5トン 「カキGメン」が“摘発”東京新聞

 宮城県石巻市のカキ加工業者「魚喜久水産」が消費期限の切れた生食用カキの在庫約1・5トンを保有、一部を加工し出荷していたことが、18日分かった。宮城県が生カキ偽装防止を目的に設置した監視チーム「オイスターGメン」が抜き打ち検査で発見した。健康被害の報告はないという。

 県によると、同社は、加工段階の消費期限(1月15日)を過ぎた生食用カキ約50キロを16日に袋詰め加工して出荷。17日も約500キロ分加工したが、同日にGメンの調査が入ったため出荷しなかった。さらに1トンの在庫があり、いずれも15日が期限だった。

 同社幹部は「期限切れは知っていた」と認めている。16日分のカキは、新潟県と群馬県に出荷されており、自主回収を急ぐ。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011801000814.html