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2008年01月18日(金) 12時19分

ヤンマー製と偽り部品輸出 商標法違反で3人逮捕東京新聞

 大手機械メーカーのヤンマー製と偽った船舶用部品を海外へ輸出したとして、警視庁荻窪署などは18日までに、商標法違反の疑いで、東京都港区の船舶用部品商社社長モルトゥザ・アブダウド・モハッメド容疑者(38)=東京都北区豊島=らバングラデシュ人2人と日本人1人の計3人を逮捕、日本人1人を書類送検した。

 4人のうち3人は容疑を認め「ヤンマーの商標を付けると注文が増えた」と供述。4、5年前から東南アジアに輸出し、約1億円の利益を上げていたという。

 調べでは、4人は共謀し昨年4月、ヤンマーが商標登録している「YANMAR」に似せた文字を付けた段ボール箱に、船舶用発電エンジン部品のピストンなど11点を入れ、シンガポールの商社に計約41万円で販売するなどし、ヤンマーの商標権を侵害した疑い。

 ヤンマーの正規品の半額程度で販売していた。昨年6月、ヤンマーが警視庁に相談していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011801000280.html