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2008年01月18日(金) 17時02分

内閣支持34.5%、大幅ダウン=不支持が逆転−時事世論調査時事通信

 時事通信社が11日から14日にかけて実施した1月の世論調査によると、福田内閣の支持率は34.5%と、前月比5.6ポイントの大幅減となった。不支持は同5.6ポイント増の39.8%。昨年9月の福田政権発足以来、初めて不支持が支持を逆転した。該当者不明の年金記録約5000万件のうち一部の特定が困難となった問題を受け、政権批判が高まったことが響いたとみられる。
 薬害C型肝炎訴訟をめぐり、福田康夫首相は議員立法で被害者全員を一律救済する政治決断をしたものの、4割台の支持率を維持できなかった。
 不支持の理由(複数回答)は「期待が持てない」が同2.0ポイント増の23.3%でトップ。これに「リーダーシップがない」14.1%、「政策がだめ」10.2%などが続いた。支持の理由は「他に適当な人がいない」が14.2%で最も多かった。
 年齢層別に見ると、不支持は前月2割台にとどまった20歳代でも41.7%と同15.2ポイントの大幅増となった。60歳以上を除くすべての年代で4割を超えた。支持で4割を超えたのは70歳以上の44.8%だけだった。
 男女別では、不支持は男性47.9%、女性32.2%。支持は男性32.9%、女性が36.1%だった。 

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