記事登録
2008年01月18日(金) 16時53分

大王製紙、年賀はがき用紙や印刷用紙で古紙配合率を偽装ロイター

 [東京 18日 ロイター] 大王製紙<3880.T>は18日、インクジェット年賀はがき用紙の古紙配合率が基準とされる40%を下回り、20%程度しか配合されていなかったと発表した。また、年賀はがき以外でも、一部古紙配合製品において配合率が公表値を下回っていた。
 年賀はがき以外の製品では、グリーン購入法の対象となる印刷用紙、情報用紙、包装用紙の合計販売量7852トン(1カ月)のうち5331トン、全体の68%が基準の配合率を下回っていた。
 偽装の理由については「古紙品質が低下するなか、特定の古紙配合製品において、要求される品質への対応を優先させた」と説明している。
 同社では、基準を下回る配合率の製品について、生産、販売、受注を中止し、直ちに取引先と相談をしたい、としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080118-00000403-reu-bus_all