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2008年01月17日(木) 18時00分

医療機関名、全戸に届かず 「推計甘かった」と厚労省東京新聞

 薬害肝炎問題で、17日付新聞各紙の折り込み広告として配布された血液製剤納入先の政府広報が、対象となった新聞計74紙の推定発行部数約4500万部に対し、約3000万部しか用意されず、一部の購読者には届いていなかったことが17日、分かった。

 厚生労働省は「必要部数の推計が甘かった。対応が行き届かず申し訳ない」(血液対策課)と陳謝している。

 同省と内閣府によると、昨年に年金問題などで政府広報を配布したケースと同様に、74紙を定期購読している世帯数のうち、企業などを除いた一般家庭を約3000万世帯と推計。契約先の広告代理店に対し、都道府県や市町村の偏りがないように配布することを要請した。

 しかし同省には17日朝から「もれなく配布するといっていたのに広報が届かない」などの苦情が殺到。職員が同省のホームページを紹介したり、医療機関名をファクスで送ったりするなどの対応に追われた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011701000534.html