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2008年01月17日(木) 10時30分

出会い系サイト届け出制に=違法書き込みに削除義務−3月にも改正法案・警察庁時事通信

 インターネット上の出会い系サイトに絡む児童(18歳未満)の被害増加を受け、警察庁は17日、サイト事業者に対し、都道府県公安委員会への届け出や児童に関する書き込みの削除を義務付ける方針を固めた。年齢の確認方法も強化し、違反した場合は、罰則や行政処分の対象とする。
 同庁は、有識者らの研究会(座長・前田雅英首都大学東京都市教養学部長)がまとめた提言を踏まえ、意見を募集。3月にも出会い系サイト規制法改正案を国会提出する。
 同サイトに絡む事件の被害児童数は、2003年の同法施行後、減少したが、一昨年は一転増加。同庁は法改正の効果が薄れているほか、性的被害や児童の生命・身体に危険が及ぶ凶悪事件も発生しているとして、規制強化が必要と判断した。 

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