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2008年01月17日(木) 11時32分

暴追会長襲撃、共犯逮捕へ 組関係者が現場に送迎東京新聞

 鹿児島市の暴力団追放団体会長刺傷事件で、指定暴力団山口組系地元組織の組関係者が、実行犯として傷害容疑で逮捕された自称鉄工業徳見得茂容疑者(38)=北九州市八幡西区=を襲撃現場近くまで車で連れて行き、襲う対象者を知らせていたことが17日、鹿児島県警の調べで分かった。

 県警は、別の事件で逮捕した組員らの中にも犯行の指示や手助けに関与した者がいるとみており、送迎役の組関係者を含め、会長襲撃の共犯として近く再逮捕する方針。

 調べでは、徳見容疑者は鹿児島市に本拠を構える山口組系下部組織の暴力団側から、組事務所追放運動の住民団体会長を務める妹尾博隆さん(65)を襲撃するよう指示を受けた。妹尾さんとは面識がなかったが、事件当日の昨年10月19日朝、鹿児島市西千石町の現場近くまで車で連れて行った組関係者が、自宅前でごみを出している妹尾さんを見て「あの人がそうだ」と知らせた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011701000252.html