米国政治外交史研究で知られる東大名誉教授で文化勲章受章者の斎藤真氏が16日午前0時5分、慢性気管支炎のため東京都内の病院で死去した。86歳。東京都出身。葬儀・告別式は21日午後1時から東京都新宿区信濃町30、日本基督教団信濃町教会で。喪主は妻和子さん。
英文学者の斎藤勇氏の二男に生まれ、1942年東大政治学科を卒業。東大、国際基督教大の教授を歴任、アメリカ学会会長などを務めた。米国文明を欧州と比較しながら包括的な視点でとらえ、歴史的な文脈を独自に読み解いた。著書に「アメリカとは何か」「アメリカ史の文脈」など。2005年文化勲章を受章。日本学士院会員。