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2008年01月17日(木) 02時05分

「母のビールに薬入れた」 遺体からアルコール反応東京新聞

 青森県八戸市の母子3人殺害事件で、銃刀法違反の現行犯で逮捕された無職の長男(18)が、八戸署捜査本部の調べに「(事件当日)母のビールに薬を入れて眠らせた」と供述していることが16日、分かった。

 捜査本部は母親(43)の遺体からアルコール反応が出たことを確認。長男は「母は寝ているときにやった」とも供述しており、長男が睡眠導入剤などの薬を飲ませて無抵抗の状態にした上で殺害に及んだとみて、薬の特定を急ぐ。

 捜査本部は拘置期限の20日までに殺人と放火容疑で長男を再逮捕する方針。3人の遺体を居間1カ所に並べ、放火するなど特異な犯行形態に加え「にわかに理解できない意味不明な供述がある」(捜査幹部)という。

精神鑑定の実施も検討、慎重に動機の解明を進める。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011601000907.html