記事登録
2008年01月17日(木) 12時02分

着服:県立高の男性職員、1155万円−−懲戒免処分 /秋田毎日新聞

 県教委は16日、修学旅行積立金とPTA特別会計から計約1155万円を着服したとして、県立六郷高校(佐藤了校長)の事務長補佐の男性職員(56)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。また佐藤校長に戒告、事務長に減給(10分の1、1カ月)の処分を下した。刑事告訴も検討しているという。
 県教委によると、元職員は06年10月から昨年12月まで計26回にわたって、同校の銀行口座から修学旅行の積立金などを着服。昨年12月、修学旅行を担当する旅行代理店からの代金未納の連絡で発覚した。元職員は着服の事実を認め、金は06年に病死した兄が残した借金の支払いなどに充てたと述べているという。一部を校長らから借り今月7日に全額を弁済した。
 県教委は「教育現場で重大な信用失墜行為があったのは遺憾。管理体制の再構築と、具体的なチェックの確立をはかりたい」としている。【野原寛史】

1月17日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000090-mailo-l05