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2008年01月17日(木) 17時00分

ネット詐欺:被告、懲役3年求刑 「匿名性高め悪質」 /大分毎日新聞

 インターネットオークションに架空出品して現金をだまし取ったとして不正アクセス禁止法違反と詐欺の罪に問われた、福岡市出身で住所不定、無職、藤本雅哉被告(32)の論告求刑公判が16日、大分地裁(中島崇裁判官)であり、検察側は懲役3年を求刑した。
 検察側は論告で「あらゆる方法を使い匿名性を高めるなど悪質」と指摘。弁護側は「分け前も低くグループでは従属的だった」と寛大な判決を求めた。
 起訴状などによると藤本被告は昨年1月12〜25日、取得した他人のアドレスとIDを不正に利用し、ネット上に架空出品した乗用車などの代金として計約320万円を5人から振り込ませてだまし取った。
 公判では、グループは約10人で、不正に取得したIDなどは商品送付の実績があるものを使い、銀行口座は首謀者が新しいものを週に一度メンバーに振り分けていたことが明らかになった。

1月17日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000258-mailo-l44