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2008年01月17日(木) 07時50分

ネットオークション詐欺認める 京都地裁初公判で被告産経新聞

 ヤフーオークションを悪用して現金を詐取したとして、不正アクセス禁止法違反や詐欺などの罪に問われた福岡県春日市の会社役員、西村郷太被告(25)の初公判が16日、京都地裁(坂口裕俊裁判官)であり、西村被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 冒頭陳述で検察側は「少なくとも平成17年ごろからフィシングで他人のIDを盗んで転売したり、オークションサイトに架空出品して利益を得ていた」と指摘。「金に困ってやった。もうかるのでやめられなかった」と供述していることも明らかにした。

 起訴状によると、西村被告は昨年2〜3月、他人のIDなどを使ってヤフーオークションにダイエットクッキーを架空出品し、落札した女性をフィッシングサイトに誘導してクレジットカード番号を詐取。この番号を使って同オークションでソファ2点を落札して送金した後キャンセルし、約20万円を返金させてだまし取った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000032-san-l26