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2008年01月16日(水) 06時12分

預金2000万円詐取の疑い 東邦銀元行員を逮捕 仙台南署河北新報

 東邦銀行(福島市)の元行員による着服事件で、仙台南署は15日、詐欺などの疑いで、福島市大森、無職影山勉容疑者(38)を逮捕した。

 調べでは、影山容疑者は同行仙台支店(仙台市青葉区)に勤務していた2006年秋、「客に頼まれた」と偽り、偽造した預金払戻請求書で仙台市内の顧客の普通預金口座から現金2000万円を引き出し、だまし取った疑い。「融資の難しい取引先に融通した」と供述しているという。

 同行は昨年7月、南署に被害届を出し、影山容疑者を懲戒免職にした。同行によると、同容疑者は03年7月—07年6月、仙台市内の顧客から預かった現金を口座に入れなかったり、無断で作った預金払戻請求書で預金を引き出したりする手口で、約1億2000万円を着服した疑いがあり、南署が余罪を調べている。

 東邦銀行は「逮捕を厳粛に受け止め、深く反省する。再発防止の徹底を図り、信頼回復に努める」とのコメントを出した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000008-khk-l04