記事登録
2008年01月15日(火) 13時03分

大阪府知事選:候補者の主張/上 /大阪毎日新聞

 27日投開票の府知事選で、主な候補3人に、選挙で訴えたいことや財政立て直し、教育などの各課題、大阪のセールスポイントなどについてアンケートした。3回にわたって掲載する。(届け出順)
………………………………………………………………………………………………………
 ◆質問
 (1)この選挙で最も訴えたいことは何ですか。
 (2)府財政は9年連続赤字で、危機的状況。どう立て直しますか。
 (3)道州制に賛成ですか。○か×で。
 (4)法人事業税の地方再配分の是非。
 (5)大阪のセールスポイントは。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆候補者名
 ◇梅田章二候補
 (1)ムダ・不正ゼロ、くらし優先の府政に転換する。「貧困と格差」を是正し、憲法を暮らしに生かし、アジアに平和を発信する大阪にする。
 (2)ムダな開発をやめ同和行政を終結し、国に財源確保を強く求める。資本金10億円以上の大企業に応分の税負担を求め、府民のくらし・中小企業を応援して税収増をはかる。
 (3)× 住民自治を奪い、国の下部組織にするから。
 (4)× 地域間格差是正は地方交付税で行うべき。
 (5)人情、世話焼き、前向き
 ◇橋下徹候補
 (1)府庁の赤字隠しが発覚し、本来なら夕張市のような財政再建団体。このままでは税金も上がり、住民サービスが低下することが必至。それを避けるためにも、行政の無駄遣いを徹底的にカットしなければならない。
 (2)出資法人、公の施設、事務事業をゼロベースで、必要性と効果を厳格に審査。慣例や役人的論理は一切認めない。府債発行は原則認めず、職員の給料を削るか無駄遣いを削るかの二者択一を迫る。
 (3)○ ただし府庁の役割を市町村の取りまとめ役と整理することが先決。
 (4)× 国から地方への税源移譲が先決。
 (5)民の力・エネルギー
 ◇熊谷貞俊候補
 (1)「大おおさか復興」。大阪のエネルギーと輝き、スピリットを取り戻す。大阪の「力」「優しさ」「夢」が政策の柱。実現のため駆け回る知事、行動する府庁。底流にはあくまで「府民の生活が第一」という心。
 (2)「出ずるを制す」ため、事業仕分けと民間会計手法で出資法人や事業をゼロベースで見直し、府市二重行政解消、知事退職金廃止などを実施。「入るを図る」ため、中小企業利益率アップで府民所得を上げ財政を健全化。
 (3)○ 関西州として内政上の権限を一元的に行使できる姿が理想。
 (4)× 地方消費税の充実など抜本的改革によって行うべき。
 (5)発想、アイデア、技術力

1月15日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080115-00000184-mailo-l27