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2008年01月14日(月) 01時09分

<選挙カー燃料代>公明・太田氏ら不適切請求…05年衆院選毎日新聞

 05年衆院選で公費で負担される選挙カーの燃料代について、公明党の太田昭宏代表(東京12区)が選挙期間中(8月30日〜9月10日)に上限額の8万8200円の支払いを受けながら、不適切な請求があったとして全額返還していたことが分かった。また、自民党の伊藤達也・元金融担当相(東京22区)も同様に不適切な請求があり、返還の手続きに入った。

 公費負担の燃料代は候補者カー1台分に限って認められ、太田氏は期間中、毎日同じ量の61.25リットルの給油分について請求していた。太田氏の事務所によると、昨年10月に書類を再点検したところ、伴走車も含めた請求をしていたことが分かり、11月に都選管に全額を返還した。

 一方、伊藤氏の事務所によると、伊藤氏も毎日58.8リットル給油されたとして、上限額の支給を受けていた。当時の担当者が上限額に合うように給油量を決めて申請書類を作ったとみられるといい、今月11日に全額返還を申し出た。【木村健二】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080114-00000003-mai-soci