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2008年01月14日(月) 20時02分

イラク・アフガンからの米帰還兵、121人が殺人犯す読売新聞

 【ニューヨーク=白川義和】米紙ニューヨーク・タイムズは13日、2001年の米同時テロ後にアフガニスタンやイラクに派遣された米兵のうち、帰還後に人を殺したり、殺人罪で訴追された者が少なくとも121人に達していると報じた。

 同紙が警察や裁判所、軍当局などの記録から独自に調べたもので、対テロ戦争に参加した米兵の「心の傷」の深さや社会への適応の難しさを示した形だ。

 同紙によると、121人のうち4分の3は犯行当時、米軍に籍を置いていた。犯行の半数以上で銃が使われた。被害者の約3分の1は配偶者や恋人、子供や親類で、4分の1が軍の同僚だった。イラクの激戦地ファルージャで頭と足を負傷した20歳の男が、テキサス州で2歳の娘を壁にたたきつけて殺した事例もあった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080114-00000013-yom-int