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2008年01月13日(日) 21時57分

ほかの社員もインサイダー 印刷会社舞台の株不正東京新聞

 東証1部上場の印刷会社「宝印刷」(東京)は13日、複数の社員が在職中に得意先の上場企業などからの印刷物の受注情報をもとに株のインサイダー取引をしていたことを明らかにした。すでに2人の社員を懲戒解雇処分とし、退職者も対象に含めた内部調査を進めている。

 宝印刷をめぐっては昨年8月、札幌営業所の元社員が在職当時、株の公開買い付け(TOB)に関する通知書の受注情報をもとにインサイダー取引をし、数百万円の利益を上げていた疑いが発覚。証券取引等監視委員会は金融商品取引法(旧証券取引法)違反の疑いでこの元社員を近く札幌地検に告発する。

 元社員に関する調査の過程で、別の部署の社員らによるインサイダー取引も判明した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011301000463.html