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2008年01月13日(日) 20時10分

光事件裁判報道を調査 BPOの放送倫理検証委東京新聞

 NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は13日までに、死刑の是非が争われている山口県光市の母子殺害事件の裁判をめぐるテレビ報道について、小委員会を設けて調査することを決めた。

 弁護士や大学教授らが昨年11月、民放6局のニュースやワイドショーなど計18番組について「弁護団を一方的に中傷する不公正な報道があった上、事実関係の間違いや歪曲、過剰な演出も多く、放送倫理に反する」として同検証委員会に審理を要請していた。

 母子殺害事件の男性被告(26)=事件当時(18)=は1、2審で無期懲役とされたが、最高裁が2006年6月、死刑相当として2審判決を破棄し、広島高裁で昨年差し戻し審が続いた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011301000416.html