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2008年01月13日(日) 15時36分

寺越武志さんの父が死去 北朝鮮で01年から同居東京新聞

 1963年に日本海に漁に出て行方不明となり、北朝鮮で暮らす寺越武志さん(58)と同居していた父太左エ門さん(86)が12日に平壌市内の武志さんの自宅で死去したことが13日、分かった。金沢市在住の武志さんの母友枝さん(76)が12日に在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から連絡を受けた。

 友枝さんが昨年12月に訪朝した際、太左エ門さんは体調を崩し、寝たきりの状態だった。12日午後2時ごろ、老衰のため亡くなったという。

 友枝さんは「長い間会えなかった息子に、最期はみとられ、幸せだったと思う」と話しており、葬儀などのため今月19日に訪朝する予定。

 87年に武志さんが北朝鮮で生活していることが分かり、太左エ門さんが現地で再会。その後、移住することを決めて、2001年7月以降、武志さん夫婦や孫夫婦と生活していた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011301000131.html