記事登録
2008年01月13日(日) 19時59分

「過ち気付いて」と母親 京都精華大生刺殺から1年東京新聞

 仙台市出身の京都精華大マンガ学部1年、千葉大作さん=当時(20)=が京都市左京区の路上で刺殺された事件から15日で1年となるのを前に、母親の淳子さん(48)が13日、京都市内で報道各社の取材に応じ「犯人が過ちに気付き、目を覚ましてくれたら…」と事件の解決を願う心境を涙声で語った。

 淳子さんはさらに「大作の声にならない声が聞こえてくる。『おれとおれの家族に心から謝ってくれ』」と話し、すでに終えた1周忌の法要では「これからも一緒に頑張ろうね」と声を掛けたことを明かした。

 山形県米沢市に住む祖父の遠藤綺一郎さん(82)は、事件現場に近い小学校で地元住民ら約200人を前に講演。「難しい事件だと思うが、必ず解決すると思っている」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011301000390.html