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2008年01月13日(日) 19時47分

ドイツ政府標的のテロ計画発覚 英女王へのテロは阻止朝日新聞

 ドイツの政府機関を標的にしたテロ計画がこのほど発覚し、治安当局が捜査を始めた。エリザベス英女王を狙ったテロが未然に阻止されていたこともわかった。独英のメディアが報じた。仏大統領らを狙ったテロ予告もインターネット上で流れ、欧州各国はテロへの警戒を強めている。

 独週刊誌「フォークス」などによると、レバノンのドイツ大使館に1月初め、3カ月以内に独国内で爆弾テロによる攻撃を行うとの脅迫電話があった。電話をした人物をレバノンの捜査当局が逮捕したところ、トルコ系ドイツ人ら3人がベルリンにある官庁などを標的にテロを準備していると供述したという。

 またシュピーゲル誌は13日、約1トンの爆発物を積んだトラックがロシアとフィンランドを経由して、独北部ロストックに運び込まれる計画だと伝えた。計画には国際テロ組織アルカイダ系の組織が関与しているという。

 英国ではサンデーエクスプレス紙が13日、昨年11月に東アフリカのウガンダで開催された英連邦会議で、エリザベス英女王を狙った爆弾テロが未然に阻止されていた、と報じた。犯行グループはアルカイダ系の過激派とされ、テレビ局の中継車に爆発物を仕掛ける計画だった。複数の容疑者が同国の治安当局に拘束されたという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/international/update/0113/TKY200801130133.html