記事登録
2008年01月12日(土) 20時45分

病気腎大半を容認、適切 徳洲会調査委の最終報告東京新聞

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(67)が行った病気腎移植11件について検討してきた院内の調査委員会は12日、松山市のホテルで記者会見し、大半を「容認できる」「適切」とする最終報告書を公表した。

 妥当性を否定した関係学会や、原則禁止とした厚生労働省の見解と食い違う内容。調査委は「患者の個別事情など医療現場の状況を加味した結論」と説明している。

 調査委は、同病院で摘出された6件について、ネフローゼ2件は問題ありとなしの「両論併記」とし、腎動脈瘤1件を「容認できる」、尿管狭窄3件を「適切」と評価。移植11件は、ネフローゼ2件が「問題あるが全否定できない」、腎がん2件を「容認できる」、腎動脈瘤など7件を「適切」とした。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011201000578.html