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2008年01月12日(土) 20時44分

大学版学力調査に向け協調 OECD教育相会議で合意東京新聞

 都内で開かれていた経済協力開発機構(OECD)の非公式教育相会合は12日、大学の教育成果を世界共通の基準で評価する「大学版PISA(学習到達度調査)」の導入に向け、各国が協調して取り組むことなどで合意し、閉幕した。

 会合後の記者会見で、議長を務めた渡海紀三朗文部科学相は「社会がグローバル化する中で、(大学の)国際的な評価を広めることには意義がある」と強調。OECDのイシンガー教育局長は「2009年末をめどに実現可能性の検討を終えたい」と述べた。

 会合には日本のほか、スウェーデンやドイツなど6カ国の教育担当相らが出席、「高等教育の成果の評価」をテーマに2日間にわたり議論した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011201000583.html