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2008年01月12日(土) 16時56分

「タスポ」で喫煙防止 全国で成人識別カード導入東京新聞

 たばこを自動販売機で買う時に成人であることを証明する「taspo(タスポ)」と呼ばれるICカードが、今年夏までに全国で導入される。未成年者の喫煙を防止するための切り札として、たばこの業界団体などが普及活動を強化している。

 タスポは、事前に住所や氏名を申告して発行を受けたICカードを自販機にかざさないと、たばこが買えない仕組み。顔写真付きで、呼び名には「たばこのパスポート」の意味を込めたという。3月に宮崎、鹿児島両県で運用を始め、徐々に地域を広げて7月には全国で導入する。

 日本たばこ協会は「たばこを買った未成年者の7割以上は自販機で買っている」(広報担当者)と説明しており、タスポ導入の効果は高いとみている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011201000382.html