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2008年01月12日(土) 11時59分

「パソコンを見てくれ」 母子刺殺の動機で長男供述東京新聞

 青森県八戸市の母子3人殺害事件で、銃刀法違反の現行犯で逮捕された無職の長男(18)が、犯行動機について言及を避けつつ「パソコンを見てくれ」という趣旨の供述をしていることが12日、八戸署捜査本部の調べで分かった。

 現場の焼け跡からはパソコン1台が見つかったが、消火作業の水をかなりかぶっているという。捜査本部は動機の解明につながる可能性があるとみて、慎重に中身の解析を進める。

 長男は昨年10月ごろ、知人の女性に「小説を書きたい。今面白いことをしたためている。パソコンかワープロがほしい」と話していたことが判明している。

 事件が発生した9日夜、現場のアパートの住民が母子の部屋から大きな足音を聞いていたことも分かった。捜査本部は、長男が殺害などを実行した時間帯の特定につながるとして裏付けを進めている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011201000264.html