岐阜県は、東海北陸自動車道が今年７月に全面開通するのを受け、沿線を中心にマイカーで岐阜ならではの隠れた名物を食べ歩く「グルメ観光」を呼び掛ける。「食と道」をテーマに食欲と遊び心をくすぐり、誘客につなげる狙いだ。
主にＰＲするのは、▽みそだれに漬け込んだ鶏肉をジンギスカン鍋で焼く「ケイチャン」▽地みそを隠し味にした「奥美濃カレー」▽地元でとれるニンジン入りの「各務原キムチ」▽いためた牛肉と新鮮なトマトをのせた「トマト丼」−など、県外にはあまり知られていないメニュー。ハムや乳製品、地元野菜や川魚などを使った伝統食などにもスポットを当てて紹介する。
２００８年度に、観光地とともにそれらの料理が食べられる店を地図で紹介したリーフレットを作り、高速道路のサービスエリアや東京や大阪の都市部の駅などに置く。バスのモデルコースも設定し、名古屋や北陸の旅行業者に売り込む。
（共同）