2008年01月10日(木) 13時07分

ネット大国の韓国で注目を浴びる二人の“新人”（COURRiER Japon + hitomedia）

サイバー歌手「SCIART(サイアート)」が韓国でシングルを発表し、注目を浴びている。
同国では98年にも「アダム」というサイバー歌手が“デビュー”したことがある。彼は2枚のアルバム発表とCM出演など、華々しい活動をしていたが、ある日突然、姿を消してしまった。ネット上では「軍隊に行った」「コンピュータウィルスに感染して死んでしまった」などさまざまな憶測が流れた。
製作者によると、歌声にあわせて口の動きを調整するのにも、莫大な労力と費用を要するので活動を停止したという。
人間の歌手の歌声にあわせてCGが作られた「アダム」とは違って「SCIART」は、曲と歌詞をインプットすれば、人間のような歌声が再現される。発表されたシングルにはサイモン＆ガーファンクルの「スカボロー・フェア」とオリジナルの新曲が収録されており、これらは海外市場進出を意識して、すべて英語で歌われている。
一方、07年12月には韓国初のサイバー俳優「ジョア」の顔写真が公開された。身長169・、体重48・で、完璧な容姿に「演技力も抜群」だという「ジョア」は、近々、グアムでの“海外ロケ”やウェディングドレス姿の撮影が予定されている。 「SCIART」と「ジョア」は、サイバーキャラクターとして名を馳せた『スター・ウォーズ エピソード1』のジャー・ジャー・ビンクスや『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムのようなスターになれるのだろうか、今後が期待される。

時事IN(韓国)ほか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080110-00000000-cou-int