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2008年01月10日(木) 06時20分

オペラで肝炎被害者救おう 千葉で2月にチャリティー東京新聞

 国との和解手続きに入る薬害肝炎被害者を応援しようと、千葉県市川市で2月、プロのオペラ歌手によるチャリティーコンサートが開かれる。被害者を一律救済するための法案も11日に成立する見込み。コンサートをサポートする原告の1人、千葉市の歯科衛生士久野郁子さん(49)や医療関係者、学生らも開演を心待ちにしている。

 企画したのは市川市のオペラ指揮者安藤敬さん(33)。昨年10月、ニュースで薬害肝炎を知った。「人ごとではない。音楽家としてできることをしたかった」と、知り合いの歌手やピアニストに声を掛けたところ、たちまち13人の仲間が手を挙げたという。

 久野さんは「わたしたち被害者が嘆いているだけでなく、前向きに生きようとしていることを知ってほしい」と話している。

 コンサートは2月2日午後1時から市民会館で開催。薬害肝炎の実情を紹介するビデオを放映後、「フィガロの結婚」などを予定している。前売りチケットはなく、当日の募金を原告団に寄付する。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008011001000011.html