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2008年01月10日(木) 09時52分

「消費者庁」創設に首相前向き、食の安全など重視読売新聞

 福田首相は9日、消費者行政を強化し、各省にまたがる窓口を一元化する「消費者庁」の創設を検討する方針を固めた。

 食品の偽装事件など、製品やサービスの信頼性を揺るがす事件が相次ぎ、国民生活の安心・安全が揺らいでいるため、消費者行政の抜本改革を進めようというものだ。首相は「生活者・消費者重視の行政」を福田政権の看板に据えており、次期衆院選も視野に、近く政府・与党内で具体的な検討を始める方針だ。早ければ2009年の創設を目指す。

 首相は9日夜、消費者行政を扱う組織について、「消費者との接点になるような役所の一元化は考えられてもいいのではないか」と述べ、消費者庁の創設に前向きな考えを初めて明らかにした。首相官邸で記者団に語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080110-00000001-yom-pol