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2008年01月10日(木) 10時17分

水回り修理で詐欺的商法、業者「客は言い値で契約する」読売新聞

 隠し持った水をトイレの壁紙にかけたり、水道管にティッシュを詰め、水漏れや詰まりを装ったりした——。約1年前まで横浜市内の水道修理会社で作業員をしていた男(43)が先月、読売新聞の取材に対し、詐欺的商法の手口を明らかにした。

 この会社は神奈川、埼玉、千葉県内で宣伝チラシを配り、電話をかけてきた家に作業員を派遣、故障個所以外にうそのトラブルを装っては、大規模な配管取り換え工事の契約に持ち込んでいた。「水回りの故障は緊急事態で、客は『早く直してほしい』と焦るあまり、言い値で契約する」と男は説明する。

 修理費用は正価の4〜5倍。安価な修理の場合も、「出張費」などを合わせて数万円を請求。100万円を超える契約を結ばせた時には、8日間のクーリングオフ期間中、作業を遅らせて客の家に居座り、消費者センターに相談しないように目を光らせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080110-00000102-yom-soci