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2008年01月09日(水) 02時31分

<保坂武政務官>燃料代、過大請求…随行車分 05年衆院選毎日新聞

 保坂武・文部科学政務官(山梨3区)が、05年9月の衆院選で選挙カーの燃料代3万6750円を過大請求していたことが分かった。保坂氏は8日、過大分を全額返還した。公職選挙法は選挙カー1台を対象に、衆院選の場合8万8200円を上限として公費負担を認めているが、保坂氏は上限いっぱいの請求をしていた。「伝票を確認したところ、随行車の分も請求していたことが分かった」と説明している。

 保坂氏の地元事務所によると、12日間の選挙期間中に毎日70リットルずつ計840リットル給油したとして上限額を請求していた。しかし、実際に選挙カーが使った燃料の額は5万1450円で、残りの3万6750円は随行車の燃料代だった。

 同衆院選で上限額を請求したのは、山梨県内の立候補者10人のうち保坂氏だけだった。

 同県内では07年、横内正明知事と県議4人、甲府市議9人の過大請求が相次いで発覚。保坂氏の事務所が自主的に調べたところ、過大請求が判明したという。【宇都宮裕一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080109-00000009-mai-soci