記事登録
2008年01月08日(火) 01時36分

血友病患者ら救済の対象外 薬害肝炎法案朝日新聞

 法案の対象から外れた患者からは不安の声も上がる。同じ血液製剤で肝炎に感染しても、血友病治療などで投与された患者については「治療としては有効だった」として対象外。血友病の患者会など23団体は7日、「一律救済の目的と離反し、法の下の平等にもとる」とする意見書を衆参両院議長に提出した。

 また1万人以上と推定される血液製剤による感染者のうち、法案の対象はカルテや投薬証明が残る人らに限られる。原告以外では800人程度にとどまるとみられる。

 350万人前後と推定されるB型・C型肝炎患者・感染者の多くは、輸血や注射針の使い回しなど医療行為が原因とみられるが、政府は薬害と認めていない。幅広い肝炎患者が対象の措置は、特定の肝炎治療について新年度から7年間医療費を助成する制度に限られる。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/politics/update/0108/TKY200801070360.html