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2008年01月08日(火) 04時42分

配当は月10円=「半年で元取れる」と宣伝−ヴィヴのマルチ商法事件・大阪府警時事通信

 パソコンソフト販売会社「ヴィヴ」によるマルチ商法事件で、同社が「収入は月8万6000円」とうたいながら、実際には配当金が10円しかない月もあったことが8日、大阪府警生活経済課の調べで分かった。
 調べでは、ヴィヴは全国各地で開いたセミナーで「会員になれば高額の配当がもらえる」と宣伝。1枚53万3000円のCD−ROMを販売していた。
 2006年2月に入会したある会員は、翌3月から6月の配当金が計47円、7月は10円しかなかった。配当は月10円程度のことが多く、3000円を下回ると次回に繰り越されるため、実質収入がゼロの会員も少なくなかったという。
 セミナーでは「オンラインゲームの広告でヴィヴに月43億円が入る」「半年で元が取れる」と勧誘していたが、同課の調べでは05年3〜5月にゲームの運営会社から計約15万6000円がヴィヴの口座に入金されただけだった。 

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