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2008年01月08日(火) 12時32分

松下、ユーチューブと提携 米でネット対応サービスへ朝日新聞

 松下電器産業は7日(日本時間8日未明)、米ラスベガスで開催中の家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で、世界最大となる150型プラズマテレビと、厚さが2.47センチと超薄型の50型プラズマテレビの試作機を公開した。また、インターネット検索最大手、グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」と提携し、米国でインターネット対応のテレビを今春、発売する方針を示した。

松下電器産業が公開した世界最大となる150型のプラズマテレビの試作機

 同社の坂本俊弘専務が、CESの基調講演で明らかにした。150型のプラズマテレビは縦約1.8メートル×横約3.3メートルで、人が実物大で表示できる。同社の103型プラズマテレビはもちろん、液晶として最大だったシャープの108型も超える。価格は1千数百万円になる見通し。薄型プラズマテレビは、厚さが現行モデルの4分の1、重さが約半分の22キロしかなく、壁掛け需要にも対応できるという。

 ともに現在、兵庫県尼崎市に建設中で、09年春に稼働する新工場での生産を目指している。坂本専務は「スポーツ番組では、目の前のプレーを見るような臨場感を味わえる」と胸を張った。

 また米国での薄型テレビ事業を強化するため、ユーチューブと共同で新しいネット対応型のテレビサービスを始める。ユーチューブの共同創設者のスティーブ・チェン氏とともにネット対応のプラズマテレビを開発。パソコンを通さずに、テレビから簡単にユーチューブの動画や写真にアクセスできる機能を持たせる。

 スティーブ・チェン氏は「テレビから様々な動画を検索し、楽しめるようになる」と話した。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/business/update/0108/OSK200801080014.html